「I was used to…」 と 「I used to…」の違い、すぐに分かりますか?

皆さんは「I was used to…」と「I used to…」、どちらが「私はかつて~していたものだ」か「私は~に慣れていた」か、すぐに分かるでしょうか?

今回は、その違いについて今一度整理していきましょう!

二つのusedの根本的な違い

先に答えから書きますが、「I was used to…」は「私は~に慣れていた」、

「I used to…」は「私はかつて~していたものだ」です。

(※usedの発音はどちらも「ユースト」と濁らないのでここにも注意しましょう!)

この二つのusedの根本的の違いについて見ていきましょう。

まず、「I was used to…」(私は~に慣れていた)ですが、

この文章のusedは【形容詞】です!She is cute.のcuteや、He is strong.のstrongと同じ性質ですね。

つまり、このusedの前にはbe動詞やget等の動詞が付きます!

例:I’m not used to writing a letter.(私は手紙を書くことに慣れていない。)

例:You will soon get used to this new car.(この新しい車にはすぐに慣れるよ。)

もう一つの性質として、このused toの後ろには上記の例のように動名詞や名詞が来ます!

次に、「I used to…」(私はかつて~していたものだ)ですが、

この文章のusedは【助動詞】です!

I can go there.のcanや、You should not touch that.のshouldと同じです!

つまり、このused toの後には動詞の原型が付きます!

例:I used to write a lot of letters.(私はかつてよくたくさんの手紙を書いていた。)

例:There used to be a bookstore in this town.(この街には、かつて本屋があった。)

I was used to…とI used to…の違いのまとめ

I was used to…  I used to…
(私は~に慣れていた)  (私はかつてよく~していた)
usedは形容詞で前にbe動詞やget等の動詞が来るusedは助動詞でused toの後に動詞の原型が来る
toの後ろには動名詞や名詞が来るtoの後ろには必ず動詞の原型が来る

助動詞の「used」に関する補足事項

最後に、助動詞の「used」(かつてよく~していた)に関する補足事項を説明して終わりたいと思います!

①否定文(以前は~することはなかった)にする場合、neverを用いるか、

didn’tを用いてusedはuseにする。(※発音はユース)

例:She never used to write a letter.(彼女は以前手紙を書くことは決してなかった。)

例:She didn’t use to write a letter.(彼女は以前手紙を書くことはなかった。)

②疑問文(以前~していましたか?)にする場合、Didを使い、usedはuseにする。

例:Did she use to write a letter?(彼女は以前よく手紙を書いていましたか?)


③付加疑問文にする場合、didを用いて付加疑問文にする。

例:You used to write a letter, didn’t you?(あなはた以前よく手紙を書いていたよね?そうでしょう?)