使役動詞 (let, have, make)の現在分詞と過去分詞の使い方について

(1) let・・・したいことをさせる、許可する

let+O+原形 のみです。 

意味「Oに(許可して)〜させる」

(2) make・・・強制してさせる

make(1): make+O+原形 

意味「Oに(強制して)~させる」

make(2): make+O+過去分詞 

make + O + 過去分詞は、特殊です。以下の2つの熟語で使うだけと覚えればいいでしょう。 

make oneself understood  「自分自身を理解されるようにさせる」=>「外国語で話が通じる」 

make oneself heard 「自分自身を聞かれるようにさせる」=>「声が届く」

 He could not make himself understood in English.
「彼は英語で自分自身を理解させるようにすることは出来なかった。(彼の英語は通じなかった。)」

She could not make herself heard.
「彼女は自分自身を聞かせるようにできなかった。(彼女の声は届かなかった。)」

(3) have ・・・自然な流れや義務でさせる

(1)have+O+原形 と (2)have+O+過去分詞 と (3)have+O+現在分詞 の3つがあります。

(1)have +O(人)+原形 

目的語と補語の関係が能動的になります。
意味は「(人)に~してもらう」
例:Tom had his friend repair his car.
   トムは友達に車を直してもらった。

(2) have+O+過去分詞

目的語と補語の関係が受動的になります。
意味は「(物・人)を~してもらう」「(物・人)を~される」

I’m sure that Uncle Sam will have this all sorted out by tomorrow.(サムおじさん(米国政府を擬人化した呼び名)が明日までにこれを全部解決してくれるでしょう。)(映画 Terminalより引用)


例: Tom had his bicycle repaired by his friend.
  トムは友達に自転車を直してもらった。
     I had my car broken last week.
  私は先週車を壊された。

(3)have+O+現在分詞 

can’t (won’t) have +O+現在分詞 

「Oに~させない」という口語的な表現になります。 
例:I can’t have you following me. あなたに後をついてきてほしくない。

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